足元湧出温泉を一覧でみたい。
足元湧出温泉は、浴槽の底や川底・岩盤の割れ目など“足元そのもの”から温泉が湧き出す、全国でも数が少ない特別な湧出形態。
湯の鮮度が極めて高く、自然のままの湯を体験できることから、温泉好きの間では「一度は入っておきたい源泉」として知られています。
まず結論から言うと、全国で確認できる足元湧出温泉は 40件。
地域ごとに湧出タイプや体験の特徴が大きく異なるため、行き先は“地域の個性”で選ぶのが失敗しないコツです。
下の表では、どの地域にどれくらい足元湧出温泉があるのかをひと目で確認できます。
エリア名をタップすると、その地域の足元湧出温泉ガイドに移動できます。
まずは全体像をつかんでから、気になるエリアの詳細一覧をチェックしてみてください。
まずは行きやすい地域から探したい方は、関東の足元湧出温泉ガイド をどうぞ。
全国の足元湧出温泉一覧(地域別・件数まとめ)
| 地域 | 特徴 |
|---|---|
| 北海道 | 自然水域・野湯が多い |
| 東北 | 湯底タイプ中心・秘湯多め |
| 関東(群馬含む) | 群馬・栃木・神奈川の足元湧出が揃う |
| 中部(山梨・長野) | 山岳系・湯治系の湯底タイプ |
| 中国 | 湯底・自然水域・共同浴場が混在 |
| 関西 | 和歌山の足元湧出2強 |
| 九州 | 大分・熊本・鹿児島の個性派源泉 |
足元湧出温泉とは?(意味・読み方)
足元湧出温泉(あしもとゆうしゅつおんせん)は、浴槽の底や地面の割れ目など“足元そのもの”から温泉が湧いている温泉のこと。
いわば「湯船の下が源泉」です。
なぜ特別?(3つだけ覚えればOK)
足元湧出温泉が“特別枠”と言われるのは、仕組み上、湯の鮮度や自然さを感じやすいからです。
まずはポイントを3つだけ押さえれば、一覧を見たときに「行く価値がある温泉」が判断しやすくなります。
- 空気に触れにくい:湧いた湯がすぐ浴槽へ入る
- 加工されにくい:配管・貯湯などの工程が少ない
- かけ流しの原点:湧く → 満ちる → あふれる(自然に入れ替わる)
「源泉かけ流し」と何が違う?(混ざりやすいので表で線引き)
ここを混同すると、温泉の説明文を読んだときに迷子になりがちです。
結論はシンプルで、「かけ流し=使い方」「足元湧出=湧き方」と覚えればOKです。
| 用語 | 何の話? | かんたんに言うと |
|---|---|---|
| 源泉かけ流し | 使い方(供給方法) | 循環せず、湯を入れて流し続ける |
| 足元湧出 | 湧き方(湧出形態) | その場(浴槽の底など)から湯が湧いている |
このあと「タイプ別」で湧き出し方を整理してから、全国の足元湧出温泉を地域別の一覧で見られるようにします。
足元湧出温泉の主な湧き出し方(タイプ別)
「足元湧出」と聞くと“湯船の中から湧く温泉”を想像しがちですが、実は湧き出し方には大きく2パターンあります。
この記事では、「湧く場所」で2分類に整理します。
浴槽の底(床)から湧く足元湧出(基本タイプ)
これは王道の足元湧出。湯船の床そのものが湧き口になっていて、足元からじわっと温泉が上がってくるタイプです。
「足元湧出」と聞いて多くの人がイメージするのは、ほぼこの形です。
このタイプの“湧き方”はいろいろで、浴槽の底から湧くといっても、床の素材や構造は施設によって違います。
- 岩盤の割れ目から湧く
- 玉石のすき間から湧く
- 板床や石畳の下から湧く(構造的に床下が湧き口)
つまり大事なのは「岩盤かどうか」ではなく、“湯船の中(湯底)で湧いているか”という点なんです。
郷緑温泉(岡山):浴槽底の岩盤の割れ目から湧く、と説明される足元湧出タイプ
法師温泉 長寿館(群馬):湯船の足元から湧く“足元湧出”の代表格として知られるタイプ
自然水域(川・湖・海)と接続した足元湧出(ワイルド系)
もうひとつが、川や湖、海などの自然水域と隣り合う場所で湧くタイプです。
「湯船の底」よりも、自然の地形や水位とセットで成立する足元湧出と考えると分かりやすいです。
このタイプの特徴
- 季節・水位・潮位などで、湯の入り方や条件が変わることがある
- 景観と体験価値が強く、いわゆる“野趣”がある
- そのぶん、安全面やルール(立入可否など)を事前に確認したい
代表例としては
丸駒温泉旅館(北海道・支笏湖):湖畔の自然条件と一体になった足元湧出系として挙げられやすい
全国の足元湧出温泉一覧(地域別)
日本各地には、湯底から湧く「湯底タイプ」や、川・湖・海とつながる「自然水域タイプ」など、地形に応じた多様な足元湧出温泉があります。
地域ごとに特徴が異なるため、行きたいエリアから探しやすいようにまとめました。
※タグの意味
- [湯底]=浴槽の底(床)から湧く
- [自然水域]=川・湖・海と接続(川底/湖畔/海浜など)
- 補助:[共同浴場][野湯][季節][宿泊者限定]
北海道の足元湧出温泉
特徴:自然水域 × 野湯が多く、ワイルドな環境で湧出を体感できる地域。
- 然別峡 かんの温泉 こもれび荘(然別峡かんの温泉)[湯底]
- 丸駒温泉旅館(支笏湖温泉)[自然水域]
- 水無海浜温泉(水無海浜温泉)[自然水域/野湯]
- 池の湯(野湯)(池の湯)[自然水域/野湯]
東北の足元湧出温泉
特徴:湯底タイプの古湯が多く、歴史ある源泉が豊富な地域。
- 高湯温泉旅館(高湯温泉)[湯底]
- 谷地温泉(谷地温泉)[湯底]
- 蔦温泉旅館(蔦温泉)[湯底]
- 鶴の湯温泉(鶴の湯温泉)[湯底]
- 藤七温泉 彩雲荘(藤七温泉)[湯底]
- 藤三旅館(鉛温泉)[湯底]
- 元湯 夏油(夏油温泉)[自然水域/宿泊者限定]
- 湯岐温泉 山形屋旅館(湯岐温泉)[湯底]
- くつろぎ宿 新滝(東山温泉)[湯底]
- 大丸あすなろ荘(二岐温泉)[湯底]
- 旅館 大黒屋(甲子温泉)[湯底]
- 二岐温泉 柏屋旅館(二岐温泉)[湯底]
- 幕川温泉(幕川温泉)[湯底]
- 木賊温泉 共同浴場 岩風呂(木賊温泉)[自然水域/共同浴場]
- 湯岐温泉 岩風呂(湯岐温泉)[湯底/共同浴場]
関東の足元湧出温泉
特徴:湯底 × 共同浴場が多く、アクセスしやすい名湯が揃う地域。
- 松の湯(川原湯温泉)[湯底/共同浴場]
- 尻焼温泉 川の湯(尻焼温泉)[自然水域/野湯]
- 応徳温泉 くつろぎの湯(応徳温泉)[湯底]
- 沢渡温泉 共同浴場(沢渡温泉)[湯底/共同浴場]
- 法師温泉 長寿館(法師温泉)[湯底]
- 川原湯温泉 王湯(川原湯温泉)[湯底]
- 四万温泉 中生館(四万温泉)[湯底]
- 奥塩原新湯温泉 むじなの湯(新湯温泉)[湯底/共同浴場]
- 大丸温泉旅館(那須湯本温泉)[自然水域]
>>関東の足元湧出温泉をもっと見る
>>群馬(関東)の足元湧出温泉を見る
中部(山梨・静岡・長野)の足元湧出温泉
特徴:山岳地帯の湯底タイプが中心で、湧出の力をダイレクトに感じられる地域。
- 大沢温泉 山の家(大沢温泉)[湯底]
- 増富温泉 不老閣(増富温泉)[湯底]
- 渋御殿湯(奥蓼科温泉)[湯底]
中国の足元湧出温泉
特徴:湯底 × 共同浴場 × 野湯が混在し、個性豊かな湧出環境が揃う地域。
- 旅館 大橋(三朝温泉)[湯底]
- 名泉鍵湯 奥津荘(奥津温泉)[湯底]
- STR rindo(奥津温泉)[湯底/宿泊者限定]
- 湯原温泉 砂湯(湯原温泉)[自然水域/野湯]
- 真賀温泉 幕湯(真賀温泉)[湯底/共同浴場]
- 郷緑温泉(郷緑温泉)[湯底]
- 千原温泉(千原温泉)[湯底]
関西の足元湧出温泉
特徴:湯底 × 共同浴場 × 野湯 × 季節湯が揃う多様性の高い地域。
- 七釜温泉 ゆ~らく館(七釜温泉)[湯底]
- 湯村温泉 薬師湯(湯村温泉)[湯底/共同浴場]
- 湯の峰温泉 つぼ湯(湯の峰温泉)[湯底]
- 川湯温泉 仙人風呂(川湯温泉)[自然水域/野湯/季節]
九州の足元湧出温泉
特徴:湯底タイプの秘湯が多く、個性的な源泉が点在する地域。
- 旅館 薬師川荘(川底温泉)[湯底]
- 寒の地獄温泉(寒の地獄温泉)[湯底/季節]
- 地獄温泉 清風荘(地獄温泉)[湯底]
- 湯川内温泉 かじか荘(湯川内温泉)[湯底]
- 村之湯共同浴場(指宿温泉)[湯底/共同浴場]
- 湯の花温泉 共同浴場 石湯(湯の花温泉)[湯底/共同浴場]
足元湧出温泉を訪れる前に知っておきたい注意点
足元湧出温泉は、いわば「自然に近い温泉」。
だからこそ、普通の温泉宿と同じ感覚で行くと「あれ?」となることがあります。行ってから困らないように、共通の注意点だけ先に押さえておきましょう。
日帰り・宿泊・共同浴場の違い
足元湧出温泉は希少なので、施設の形もさまざまです。
まずは「宿」「日帰り」「共同浴場」など利用ルールを確認しておくと、当日の失敗が減ります。
- 宿泊施設:利用ルールが分かりやすく、初心者向き。混雑時間も読みやすい
- 日帰り施設:営業時間・最終受付がシビアなことがある(行って入れないを防ぐ)
- 共同浴場:地元利用が中心。撮影NG・会話のトーン・マナーが特に大事
「足元湧出=特別」だからこそ、まずは自分が行く場所が宿なのか、日帰りなのか、共同浴場なのかだけ確認しておくと安心です。
野湯・自然湧出の注意点
自然水域と接続したタイプや、野湯に近い場所は魅力的ですが、リスクもセットです。ここは“自己責任”が強くなるゾーン。
- 立入禁止・私有地の可能性がある(「入れる」と思い込まない)
- 増水・高波・潮位など自然条件で危険度が変わる
- スマホ圏外・滑落・低体温など温泉以外の備えも必要
- ゴミ・騒音・撮影はトラブルの元(次に続かなくなる)
「自然の中にある温泉」ほど、安全とマナーが最優先です。
清掃・季節・湧出量の変化
足元湧出は“自然そのもの”なので、状態が一定とは限りません。これは欠点というより、知っておくと納得できるポイントです。
- 清掃や入替日がある(湯船に入れない時間帯が発生することも)
- 冬は温度が下がりやすい/夏はぬる湯が心地いいなど体感が変わる
- 湧出量が日によって違う(湯温・透明度・泡付き感の差が出る場合も)
初めてなら、口コミだけで決めずに「公式の利用案内」も一度見ておくと失敗しにくいです。
どの地域から探す?足元湧出温泉の探し方
足元湧出温泉は、地域によって「湧出タイプ」「アクセス性」「希少性」が大きく異なります。
初めての人・レア体験を求める人、それぞれに合った地域から探すと失敗しないですよ。
初めての人におすすめの地域
アクセスが良く、湯底タイプの名湯が多い地域。観光と組み合わせやすく、日帰りでも行きやすいのはこちらです。
>>関東の足元湧出温泉を見る
>>群馬の足元湧出温泉を見る
>>北海道の足元湧出温泉を見る
より希少性を求める人向けの地域
自然水域タイプや野湯、季節限定湧出など、より“レアな体験”を求める人に向いた地域はこちら。
>>九州の足元湧出温泉を見る
>>西日本の足元湧出温泉を見る
>>関西の足元湧出温泉を見る
足元湧出の温泉に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 足元湧出温泉って、全部「源泉かけ流し」なの?
いいえ。足元湧出は「湧き方」の話で、かけ流しは「使い方」の話です。足元湧出でも、温度管理や衛生管理のために運用が入るケースはあります。
Q2. 「足元湧出」かどうかは、どこを見れば分かる?
判断のコツは、公式説明に 「浴槽の底から湧く」「湯底の割れ目から湧出」など、“湯船の中で湧いている”表現があるかどうかです。
「浴槽に源泉を供給/投入」だけだと、足元湧出とは限りません。
Q3. 初めて行くなら、どのタイプが安心?
まずは宿泊施設(日帰り併設でもOK)が安心です。
ルールや入浴動線が整っていて、足元湧出の良さ(湯の新鮮さ・自然な入替)を体験しやすいです。
まとめ
足元湧出温泉は、湯船の底や自然水域から湧く“特別な湧出形態”で、鮮度と自然味を強く感じられる温泉です。
地域ごとに湧出タイプや体験の特徴が異なるため、目的に合わせて行き先を選ぶと満足度が高まります。
初めての人も、希少性を求める人も、自分に合った地域から足元湧出の魅力を楽しんでみてください。
初めての方はアクセスしやすい 関東の足元湧出温泉 が安心です。
より希少性を求めるなら 九州の足元湧出温泉 もおすすめ。
自然水域タイプを楽しみたい方は 北海道の足元湧出温泉 をチェックしてみてください。