足元湧出温泉は西日本にある?
と疑問に思ったことはありませんか。
西日本には、浴槽の底や川底、岩盤の割れ目から源泉が自然に湧き出す「足元湧出温泉」が、今もわずかに残っています。
湯口から注がれる温泉とは異なり、足元からじわじわと立ち上がる湯を体感できるのが、この温泉の最大の魅力です。
ただし、西日本の足元湧出温泉は数が多いわけではなく、地形や湯治文化、自然条件に守られてきた場所に限られます。
そのため、「どこに行けば本当に足元から湧いているのか分からない」と感じる方も少なくありません。
この記事では、西日本で実際に足元湧出が確認できる温泉だけを厳選し、関西・中国地方・九州のエリア別に整理しました。
【西日本】代表的な足元湧出温泉一覧
| タイトル | 湯の峰温泉 つぼ湯 | 川湯温泉 仙人風呂 | 岩井屋 | 湯原温泉 砂湯 | 旅館 福元屋 | 地獄温泉 清風荘 |
| エリア | 関西 | 関西 | 中国地方 | 中国地方 | 九州 | 九州 |
| 足元湧出 | 岩盤湧出 | 川底湧出 | 浴槽底湧出 | 川底湧出 | 洞窟・岩盤湧出 | 岩盤湧出 |
| 泉質 | 含硫黄-ナトリウム泉 | 単純温泉 | 単純温泉 | 単純温泉 | 単純温泉 | 単純酸性含硫黄温泉 |
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西日本の足元湧出温泉は、関東・東北・九州など他地域とも湧出形態が大きく異なります。
地域ごとの違いを比較しながら探したい場合は、以下の記事も参考になります。
▶西日本以外の足元湧出温泉を見たい方はこちら
足元湧出温泉【西日本】一覧(結論)
西日本の足元湧出温泉は、関西・中国地方・九州の3エリアに点在していて、それぞれ湧き方や成り立ちが大きく異なります。
関西では岩盤や川そのものから湧く温泉が象徴的で、中国地方では湯治場に残る浴槽底湧出が多く見られます。
一方、九州は火山帯の影響を受け、洞窟・川底・冷泉など、湧出形態のバリエーションが最も豊富です。
このあと、西日本を代表する足元湧出温泉を一覧で整理したうえで、このあと エリア別に特徴と代表的な温泉を詳しく紹介していきます。
関西の足元湧出温泉
関西地方の足元湧出温泉は、数こそ多くありませんが、「地形そのものから湧く」タイプが色濃く残るエリアです。
火山帯が集中する九州とは異なり、関西では
- 紀伊半島の深い山地
- 川と岩盤が削り出した地形
- 古くからの湯治・信仰文化
といった条件が重なり、岩盤や川底から自然に湧く温泉が、奇跡的に保存されてきました。
なかでも和歌山県は、「浴槽の下に湧出口がある」というレベルを超え、大地の割れ目・川そのものから湧く足元湧出温泉が現存する、全国的にも特異なエリアです。
- 湯の峰温泉 つぼ湯(和歌山)
世界遺産。岩盤の割れ目から自然に湧く、王道の足元湧出温泉。 - 川湯温泉 仙人風呂(和歌山/冬季)
川底から源泉が湧く、全国屈指の川底湧出温泉(冬季限定)。
※ 関西で足元湧出温泉を実際に体感したい方は
混浴の有無・日帰り可否・ベストな時期・注意点まで詳しくまとめています。
>>足元湧出温泉【関西】まとめを見る
中国地方の足元湧出温
中国地方の足元湧出温泉は、全国でも特に「湯治文化とともに残ってきた」タイプが多いエリア。
火山活動が活発な九州ほどの派手さはありませんが、
- 花崗岩を中心とした安定した地質
- 古くから続く湯治場・共同浴場文化
- 大規模改修を避けてきた山間の温泉地
といった条件が重なり、浴槽の底や岩盤から自然に湧く温泉が、点在する形で保存されてきました。
とくに鳥取・岡山・島根にかけては、
「湧出口を隠さず、そのまま使い続けてきた」温泉が今も残る、足元湧出温泉の隠れた宝庫といえます。
- 岩井屋(鳥取・岩井温泉)
浴槽の底から自然に湧く、山陰最古級の足元湧出温泉。 - 旅館 大橋(鳥取・三朝温泉)
放射能泉で知られる三朝温泉を代表する、条件付き足元湧出の名宿。 - 名泉鍵湯 奥津荘(岡山・奥津温泉)
浴槽底から源泉が湧く、足元湧出温泉の王道的存在。 - 湯原温泉 砂湯(岡山)
河原の川底から湧く、全国的にも有名な足元湧出の野湯。 - 真賀温泉 幕湯(岡山)
共同浴場として残る、浴槽底湧出の歴史ある温泉。 - 郷緑温泉(岡山)
岩盤の割れ目から湧く、知る人ぞ知る足元湧出温泉。 - 千原温泉(島根)
湯治文化とともに守られてきた、足元湧出の秘湯。
※ 中国地方で足元湧出温泉を実際に体感したい方は
湧出タイプの違い・日帰り可否・注意点まで詳しくまとめています。
>>足元湧出温泉【中国地方】まとめを見る
九州の足元湧出温泉
九州の足元湧出温泉は、日本でもっとも湧出形態が多様に残るエリアです。
阿蘇・霧島・九重などの火山帯を抱える九州では、
- 活発な火山活動による高い地熱
- 地下で生まれた湯が、岩盤・洞窟・川底へ直接抜ける地形
- 古くからの湯治・共同浴場文化
といった条件が重なり、浴槽の底にとどまらない「立体的な足元湧出温泉」が点在しています。
洞窟・川底・冷泉など、全国的に見ても異例の湧出スタイルが集中するのが、九州最大の特徴です。
- 旅館 福元屋(大分・壁湯温泉)
洞窟風呂の床から源泉が自然に湧く、九州を代表する足元湧出温泉。 - 旅館 螢川荘(大分・川底温泉)
石畳の下、川底から源泉が湧き出す非常に珍しい足元湧出温泉。 - 寒の地獄温泉(大分/夏季)
足元から湧く冷泉を体感できる、夏季限定の足元湧出温泉。 - 地獄温泉 清風荘(熊本)
「すずめの湯」で知られる、岩盤から湧く条件付き足元湧出温泉。 - 湯川内温泉 かじか荘(鹿児島)
浴槽の底から自然に湧く、山あいに残る静かな足元湧出温泉。 - 村之湯共同浴場(鹿児島)
共同浴場として利用されている、足元湧出の希少な一湯。
※ 九州で「本当に足元から湧く温泉」を体感したい方は
洞窟・川底・冷泉など湧出タイプ別に、注意点やベストシーズンまで詳しくまとめています。
>>足元湧出温泉【九州】まとめを見る
西日本の足元湧出温泉は、どんなタイプがある?(補足)
西日本に残る足元湧出温泉は、湧き方の違いから大きく3つのタイプに分けられます。
- 浴槽の底から湧く、王道の足元湧出温泉
湯治場や共同浴場を中心に残るタイプで、浴槽の底から源泉が自然に立ち上がるのが特徴。足元湧出を最も分かりやすく体感できます。 - 川底・河原から湧く、自然地形の足元湧出温泉
川そのものを浴槽とする極めて希少なタイプ。季節や水量によって湧出の様子が変わり、自然条件の影響を強く受けます。 - 岩盤・洞窟から湧く、条件付きの足元湧出温泉
岩盤や洞窟の割れ目から湧く温泉で、地形や湧出量が揃った場所にのみ成立。清掃や自然条件によって体感できるタイミングが限られます。
まとめ
西日本には、浴槽の底・川底・岩盤など、自然条件そのままに湧く足元湧出温泉が点在しています。
数は多くありませんが、湯治文化や地形に守られた「本物の湧出」を体感できる貴重な温泉ばかりです。
エリア別に特徴を押さえながら、自分に合った足元湧出温泉を探してみてください。
西日本】代表的な足元湧出温泉一覧
| タイトル | 湯の峰温泉 つぼ湯 | 川湯温泉 仙人風呂 | 岩井屋 | 湯原温泉 砂湯 | 旅館 福元屋 | 地獄温泉 清風荘 |
| エリア | 関西 | 関西 | 中国地方 | 中国地方 | 九州 | 九州 |
| 足元湧出 | 岩盤湧出 | 川底湧出 | 浴槽底湧出 | 川底湧出 | 洞窟・岩盤湧出 | 岩盤湧出 |
| 泉質 | 含硫黄-ナトリウム泉 | 単純温泉 | 単純温泉 | 単純温泉 | 単純温泉 | 単純酸性含硫黄温泉 |
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