関東で日帰りできる硫黄泉があるかな…
そこでこんなお悩みはありませんか。
- 箱根や草津まで行かなくても近くの硫黄温泉に入りたい
- 埼玉や神奈川で日帰りできる硫黄泉を探している
- 源泉かけ流しの本格的な硫黄泉や、ランキングで人気の温泉を知りたい
硫黄泉は独特の硫黄臭や白濁の湯、殺菌力や美肌効果で人気が高い泉質です。
ただ、関東で「日帰りできる硫黄泉」は意外と少なく、見つけにくいのが現実。
この記事では、埼玉・神奈川・東京など関東近郊で日帰りできる硫黄泉を厳選して紹介します。
さらに「源泉かけ流しで楽しめるスポット」や「関東甲信越のランキング上位の硫黄泉」もまとめました。
関東で硫黄泉を日帰りで楽しめる施設はこちら。
硫黄泉【関東】日帰り入浴できる施設一覧はこちら。
温泉地 | 特徴・泉質 | 日帰り入浴できる施設 |
---|---|---|
埼玉・秩父 | アルカリ性のとろみ湯「卵水」。美肌の湯として人気 | 新木鉱泉旅館(大人900〜1,000円) 和どう(大人1,000円) |
神奈川・三浦半島 | 三浦一族ゆかりの秘湯。アルカリ性単純硫黄冷鉱泉 | 阿部倉温泉(大人1,200円) |
神奈川・箱根 | 大涌谷源泉の白濁湯や老舗の硫黄泉 | 箱根ホテル花月園(大人1,000円) 芦之湯温泉 きのくにや(大人1,500円〜) |
神奈川・湯河原 | 基本は塩化物泉。白濁硫黄泉はほぼゼロ | ※硫黄泉はなし、近隣の箱根が◎ |
東京・奥多摩 | 渓谷沿いの自然豊かな環境。アルカリ単純硫黄泉 | 奥多摩の風 はとのす荘(大人1,150円) 青梅石神温泉 おくたま路(大人1,000円) |
東京・品川 | 黒湯&ヨード泉の2種類の天然温泉(※硫黄泉ではない) | 武蔵小山温泉 清水湯(大人550円) |
群馬・草津温泉 | 硫黄濃度50〜70mg/kg。強酸性の白濁湯 | 西の河原露天風呂(大人700円) 御座之湯(大人700円) |
栃木・日光湯元温泉 | 白濁湯で底に硫黄が沈殿するほど濃厚 | 奥日光小西ホテル(大人1,400円) スパビレッジカマヤ(大人1,000円) 休暇村日光湯元(大人1,200円) |
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硫黄泉【関東】日帰り施設は?種類とマップ
関東で楽しめる硫黄泉は、酸性タイプとアルカリ性タイプに大きく分けられます。
それぞれ特徴や入り心地が異なるので、目的に合わせて選ぶのがおすすめです。
硫黄泉の種類と特徴
種類 | 代表的な温泉地(関東) | 特徴 |
---|---|---|
酸性の硫黄泉 | 群馬:草津温泉、万座温泉 神奈川:箱根(大涌谷源泉) | 白濁した湯が多く、強い硫黄臭とピリッとした刺激。殺菌力が高い |
中性〜弱酸性の硫黄泉 | 栃木:日光湯元、奥鬼怒 神奈川:湯河原 | 硫黄臭はあるがマイルド。白濁〜透明まであり、美肌+リラックス両立型 |
アルカリ性の硫黄泉 | 埼玉:秩父・新木鉱泉、和どう 東京:奥多摩 玉翠荘 | 「卵水」と呼ばれるとろみ湯。角質を落とし、美肌効果を感じやすい。刺激は弱めで入りやすい |
関東で硫黄泉に入れる主なエリア
関東で硫黄泉が利用できるエリアはこちら。
- 埼玉(秩父):アルカリ性のとろみ湯が人気
- 神奈川(箱根・湯河原・三浦半島):大涌谷の白濁湯や落ち着いた硫黄泉
- 東京(銭湯・奥多摩):首都圏から気軽にアクセス可能
- 群馬・栃木(草津・万座・日光湯元・奥鬼怒):全国屈指の強烈な硫黄泉
埼玉で日帰りできる硫黄泉|硫黄泉【関東】日帰り施設
埼玉・秩父の硫黄泉は、宿泊旅館が日帰り利用を開放しているケースが中心です。
スーパー銭湯のような日帰り専門施設ではないため、利用できる時間は限られます。
新木鉱泉旅館(埼玉・秩父市)|“卵水”と呼ばれる美肌の硫黄泉
江戸時代から続く老舗旅館。泉質は「卵水」と呼ばれる独特のとろみ湯で、肌を包み込むような優しい湯ざわりが特徴。
強い硫黄臭ではなく、マイルドで美肌効果を感じやすい泉質。日帰り入浴も可能です。
- 硫黄濃度:1〜5mg/kg(低濃度だが体感あり)
- pH:9.0前後(アルカリ性)
- 泉質/色:アルカリ性単純硫黄泉/無色透明・ほのかな硫黄臭
おすすめポイント&日帰り入浴
- とろみのある湯で「化粧水いらず」と言われる美肌効果
- 江戸時代から続く秩父七湯のひとつで歴史ある名湯
- 日帰り入浴:大人900円(平日)/1,000円(休日・2時間制)
- 利用時間:12:00〜21:00(受付20:00まで)
- 風呂:大浴場・露天風呂・サウナあり
和どう(埼玉・秩父市)|口コミ多数の老舗旅館で硫黄泉を体験
秩父・和銅鉱泉にある老舗宿。
泉質はアルカリ単純硫黄泉で、とろりとした柔らかい湯ざわりが特徴。
宿泊だけでなく日帰り利用も可能で、口コミ評価が高い人気旅館です。
- 硫黄濃度:1〜3mg/kg
- pH:9.0前後(アルカリ性)
- 泉質/色:アルカリ性単純硫黄泉/無色透明・ほのかな硫黄臭
おすすめポイント&日帰り入浴
- 口コミ件数が多く、リピーターに支持される安心感
- 檜風呂・岩風呂を男女入替制で利用可能。露天風呂からは季節の自然を楽しめる
- 日帰り入浴:大人1,000円(フェイスタオル付・2時間)
- 利用時間:11:00〜14:00(受付終了14:00)
- 風呂:大浴場・露天風呂(男女入替)、貸切風呂は日帰りも利用可(11:00〜14:50)
神奈川(箱根・三浦半島・湯河原)日帰りできる硫黄泉
神奈川の硫黄泉は、箱根の大涌谷源泉や芦之湯温泉などで体験でき、日帰り利用も可能な旅館やホテルが点在しています。
また、三浦半島の阿部倉温泉のような穴場もありますが、湯河原には硫黄泉はほとんど存在せず、別の泉質が中心となっています。
阿部倉温泉(神奈川県横須賀市)|三浦半島にある日帰り硫黄泉(穴場かも)
三浦半島・大楠山の麓にある歴史ある温泉宿。
十二世紀には「三浦一族の隠し湯」とも伝えられ、古くから湯治場として親しまれてきました。
泉質はアルカリ性単純硫黄冷鉱泉で、肌を包み込むなめらかな湯ざわりが特徴。日帰り入浴も可能です。
- 硫黄濃度:記載なし(硫化水素を含む)
- pH:アルカリ性
- 泉質/色:アルカリ性単純硫黄冷鉱泉/無色透明・ほのかな硫黄臭
おすすめポイント&日帰り入浴
- 三浦一族の伝承が残る秘湯、地元に根付く歴史ある温泉
- 美肌の湯とされるなめらかな湯ざわり
- 館内に地元アーティストのモダンアート展示あり
- 日帰り入浴:大人1,200円(10歳未満利用不可)
- 利用時間:10:30〜15:00(最終受付14:00)
- 定休日:水曜日
- 風呂:大浴場・内湯
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箱根ホテル花月園(神奈川県・箱根)|2種の源泉と無料貸切風呂を日帰りで体験
大涌谷からの硫黄泉と、館内地下から湧出する単純泉の2種類の源泉を楽しめるホテル。
大浴場は単純泉を、4つある個室貸切風呂では白濁の硫黄泉(単純泉との混合泉)を堪能できる。
家族やカップルでプライベートに温泉を満喫できるのが魅力。
大涌谷源泉(貸切風呂)
- 硫黄濃度:やや濃い(ただし単純泉と混合で提供)
- pH:酸性寄り(2.5〜3.5程度)
- 泉質/色:硫黄泉(硫化水素型)/白濁にごり湯・硫黄臭あり
地下源泉(大浴場)
- 硫黄濃度:低濃度(ほぼ硫黄臭なし)
- pH:7.0前後(中性〜弱アルカリ性)
- 泉質/色:単純泉/無色透明・やわらかい湯ざわり
おすすめポイント&日帰り入浴
- 4つの無料貸切風呂で、大涌谷の硫黄泉(白濁湯)を堪能
- 展望風呂「さくらの湯」と蔵風呂「つばきの湯」で、自家源泉の単純泉を楽しめる
- 日帰り入浴:大人1,000円/小人700円/幼児500円
- 利用時間 11:00〜15:00/
- 露天風呂はなし、内湯のみ
- 宿泊も可能/ファミリー・カップルに人気のリゾート型ホテル
芦之湯温泉 きのくにや(神奈川県箱根町)|美肌の湯として親しまれる老舗旅館
敷地内から自噴する硫黄泉と、湯ノ花沢の重曹泉(単純泉)の2種類を楽しめる創業300年の老舗宿。
弱アルカリ性の硫黄泉は「美肌の湯」として有名で、日帰り入浴も可能です。
- 硫黄濃度:不明(硫化水素を含む)
- pH:弱アルカリ性
- 泉質/色:硫黄泉+単純泉(重曹泉)/透明〜白濁・硫黄臭あり
おすすめポイント&日帰り入浴
- 300年の歴史を持つ「秘湯霊湯」
- 自噴する硫黄泉と重曹泉の入り比べができる
- 美肌成分「メタケイ酸」を豊富に含有(192mg/127mg)
- 江戸風貸切風呂・半露天貸切風呂あり(宿泊者優先)
- 日帰り入浴:利用時間は平日(火・水除く)12:00〜17:00/休日 12:00〜14:00
- 日帰り入浴料:大浴場 1,500円/貸切風呂 2,000円(30分)
湯河原の硫黄泉|実は存在しない?泉質の特徴
湯河原温泉は基本的に 「ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉」 がメイン。
- お湯の特徴:無色透明でやわらかい肌ざわり
- 箱根や草津みたいな → 「硫黄臭ぷんぷんの白濁湯」はなし
- 分類上の硫黄泉もほぼゼロ
つまり、「硫黄泉に入りたい!」という人には向かないエリアです。
そのかわり、湯河原はこんな魅力があります。
- 肌にやさしい無色透明のやわらかい湯
- 塩化物泉だから湯冷めしにくい
- 美肌・保温効果を重視する人におすすめ
もし「白濁の硫黄泉」に入りたいなら、近くの 箱根(大涌谷源泉・芦之湯エリア) を狙うのがベスト!
東京から近くの日帰り硫黄泉スポット|硫黄泉【関東】日帰り施設
東京の硫黄泉は奥多摩のはとのす荘やおくたま路が代表格。
硫黄泉ではありませんが、品川の清水湯も都心で人気の天然温泉です。
奥多摩の風 はとのす荘(東京・奥多摩町)|渓谷に佇む美肌の硫黄泉
2015年新築、奥多摩の大渓谷に建つモダンな温泉宿。
泉質はアルカリ単純硫黄泉で、肌をなめらかに整える“美肌の湯”として知られてる。
自家源泉「鳩ノ巣温泉」と、アルカリ度の高い「鶴の湯温泉」の2種類を、展望露天風呂と内湯で楽しめます。日帰り入浴も可能です。
- 硫黄濃度:低濃度(硫黄臭は控えめ)
- pH:9.0前後(アルカリ性)
- 泉質/色:アルカリ性単純硫黄泉+単純泉/無色透明・さらりとした湯ざわり
おすすめポイント&日帰り入浴
- 渓谷を望む展望露天風呂で、奥多摩の自然を満喫
- 自家源泉+運び湯の2種類の温泉を堪能できる
- 美肌成分を含み「美肌の湯」として女性にも人気
- 日帰り入浴:大人1,150円/子供660円
- 利用時間:11:30〜15:00(最終受付14:30)
- 風呂:展望露天風呂・大浴場
青梅石神温泉 おくたま路(東京・青梅市)|多摩川を望む美肌の硫黄泉
多摩川の清流と緑豊かな山々に囲まれた自然豊かな温泉宿。
泉質はアルカリ性単純硫黄泉で、無色透明ながら肌をなめらかに整える“美人の湯”として人気。
開放感のある浴場にはサウナも併設され、日帰り入浴も可能。奥多摩散策の帰りに立ち寄りやすい温泉です。
- 硫黄濃度:低濃度(硫黄臭は控えめ)
- pH:9.0前後(アルカリ性)
- 泉質/色:アルカリ性単純硫黄泉/無色透明・やさしい肌触り
おすすめポイント&日帰り入浴
- 奥多摩の自然を眺めながらリラックスできる浴場
- 美肌の湯と称されるアルカリ性単純硫黄泉
- サウナやマッサージチェアなどリラクゼーション設備も充実
- 日帰り入浴:大人1,000円(税込)
- 利用時間:11:00〜15:00(最終受付14:30)
- 風呂:大浴場・サウナあり
武蔵小山温泉 清水湯(東京・品川区)|都心で楽しめる2種類の天然温泉(※硫黄泉でない)
東京都内には残念ながら「硫黄泉」はほとんどありません。
ただし、都心・品川区にある武蔵小山温泉 清水湯は、銭湯料金で2種類の天然温泉を楽しめる貴重なスポットとして人気です。
- 黒湯温泉(モール泉):濃い琥珀色で美肌・保湿に優れる“美人の湯”
- 黄金の湯(ヨード泉):深さ1500mから湧く珍しい泉質で、切り傷や喉の不調にも良いとされる
アクセスは東急目黒線「武蔵小山駅」から徒歩5分と便利で、仕事帰りや休日のおでかけにも立ち寄りやすい立地です。
硫黄泉ではありませんが、「東京で天然温泉に入りたい」方にはおすすめです。
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関東で楽しむ源泉掛け流しの硫黄泉(日帰り可)|硫黄泉【関東】日帰り施設
関東の中でも本格的な硫黄泉を味わいたいなら、群馬や栃木が代表的なエリアです。
草津や日光湯元では、源泉掛け流しの濃厚な硫黄泉を日帰りでも体験できます。
草津温泉(群馬県吾妻郡)|町全体が硫黄の香りに包まれる名湯
日本有数の酸性硫黄泉で、白濁湯と強烈な硫黄臭が特徴。殺菌力が高く「恋の病以外は治す」とも言われる名湯です。
町全体が硫黄臭に包まれる、日本屈指の硫黄泉エリア。
外湯めぐりも盛んで、日帰りでも十分に「草津らしさ」を味わえる。
- 硫黄濃度:50〜70mg/kg(国内でもトップクラスの高濃度)
- pH:2.0前後(強酸性)
- 泉質/色:酸性・硫黄泉(硫化水素型)/白濁湯・硫黄臭が強い
アクセス:東京駅 → 特急草津・長野原草津口駅+バス25分
日光湯元温泉(栃木県日光市)|底に硫黄が沈殿するほど濃い白濁湯
標高約1,500mの奥日光に湧く硫化水素型の酸性硫黄泉。
“白濁×強い硫黄臭”の組み合わせで、関東でもトップクラスの硫黄泉濃度を体験できる名湯。
日帰りでも十分に濃厚な硫黄泉を堪能できる。
- 硫黄濃度:40〜60mg/kg(高濃度)
- pH:2.5〜3.0(酸性)
- 泉質/色:含硫黄酸性泉(硫化水素型)/白濁湯・硫黄臭が強い
アクセス:浅草駅 → 東武日光駅+バス75分
硫黄泉ランキング【関東】
「関東で硫黄泉に入りたい!」という方は、こちらのランキング記事をチェックしてください。
定番と穴場の温泉宿をランキングで紹介しています。
>>硫黄泉ランキング【関東】
「日本全国で一番濃い硫黄泉はどこ?」と気になる方は、こちらも参考にどうぞ。
上位は、群馬と栃木がしめていますよ。
>>濃い硫黄泉ランキング【全国】
まとめ【硫黄泉】関東で日帰り体験
【硫黄泉】関東で日帰り体験|埼玉・神奈川・東京で楽しめる!源泉かけ流し温泉を紹介しました。
硫黄泉【関東】日帰り入浴できる施設一覧はこちら。
温泉地 | 特徴・泉質 | 日帰り入浴できる施設 |
---|---|---|
埼玉・秩父 | アルカリ性のとろみ湯「卵水」。美肌の湯として人気 | 新木鉱泉旅館(大人900〜1,000円) 和どう(大人1,000円) |
神奈川・三浦半島 | 三浦一族ゆかりの秘湯。アルカリ性単純硫黄冷鉱泉 | 阿部倉温泉(大人1,200円) |
神奈川・箱根 | 大涌谷源泉の白濁湯や老舗の硫黄泉 | 箱根ホテル花月園(大人1,000円) 芦之湯温泉 きのくにや(大人1,500円〜) |
神奈川・湯河原 | 基本は塩化物泉。白濁硫黄泉はほぼゼロ | ※硫黄泉はなし、近隣の箱根が◎ |
東京・奥多摩 | 渓谷沿いの自然豊かな環境。アルカリ単純硫黄泉 | 奥多摩の風 はとのす荘(大人1,150円) 青梅石神温泉 おくたま路(大人1,000円) |
東京・品川 | 黒湯&ヨード泉の2種類の天然温泉(※硫黄泉ではない) | 武蔵小山温泉 清水湯(大人550円) |
群馬・草津温泉 | 硫黄濃度50〜70mg/kg。強酸性の白濁湯 | 西の河原露天風呂(大人700円) 御座之湯(大人700円) |
栃木・日光湯元温泉 | 白濁湯で底に硫黄が沈殿するほど濃厚 | 奥日光小西ホテル(大人1,400円) スパビレッジカマヤ(大人1,000円) 休暇村日光湯元(大人1,200円) |
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